村上春樹さんの新刊・近刊
村上さんは現在、ハーバード大学のライターズ・イン・レジデンスのプログラムに応じてボストン(マサチューセッツ州・USA)に長期滞在中です(と思います。いや、そのはずです)。6月初旬(更新は6月8日で終了)までの期間限定(公開は8月までの予定)で復活している村上朝日堂に寄せられた村上さんご本人からの近況報告『ボストン便り2』によれば、『グレート・ギャツビー』と『ロング・グッドバイ』の翻訳に取り掛かっておられるそうで、『グレート・ギャツビー』(F.S.フィッツジェラルド)は中央公論新社から今年の末頃に、『ロング・グッドバイ』(レイモンド・チャンドラー)は早川書房から来年春頃に出版される予定だそうです。個人的にはどちらも大変好きな作品であるだけに、まさに血沸き肉踊るの心境です。ちなみに『ボストン便り3』には『「ロング・グッドバイ」の出だしの一節』として村上訳のさわりが(本当にさわりだけなのですが)紹介されています。清水俊二氏の名訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)と並べて読んでみましたが、どちらもどちら、それぞれに味わい深いものがあります(模範的回答です)が、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の折の新鮮な驚きを思い起こすと一日も早く村上さんの全訳を手にしたくなります。 同士諸兄、人間辛抱です。 やまない雨も明けない夜もありません(なんのこっちゃ)。 ともに耐えてその日を待とうではありませんか!
閑話休題、長期海外滞在中の故ということでもないのでしょうが村上さんの近刊といえば翻訳作品のペーパーバック化が続いています。今年の1月から原則隔月刊としてスタートした中央公論新社の『村上春樹翻訳ライブラリー』は、1月『バースデイ・ストーリーズ』『頼むから静かにしてくれT』、3月『頼むから静かにしてくれU』『月曜は最悪だとみんなは言うけれど』、5月『マイ・ロスト・シティー』と順調に回を重ねてきました。それぞれ”オリジナル・バージョン”に手を入れた形での謂わば”ライブラリー・バージョン”となっていますので、”オリジナル・バージョン”の経験者にも再読をおすすめできる仕上がりです。翻訳小説って文庫サイズよりも新書サイズの方が手に馴染むものなんですね。何といっても表紙の写真が素敵です。この後はしばらくカーヴァー作品が続くものと思います。レイモンド・カーヴァーは個人的に大変好きな作家ですので(決して出版社の回し者でも作家のエージェントでもありませんが)この機会に是非再読してみようと思っています。
白水社からは4月に『キャッチャー・イン・ザ・ライ ペーパーバック・エディション』が刊行されました。
これも新書版で手によく馴染みます。ハードカバーを敬遠されていた皆さん、お待ちどうさまでした。
ところで、村上さんと海外生活といえば、そう長編小説を連想してしまうのは私だけなのでしょうか?ギリシャ・イタリアと『ノルウェイの森』『ダンス・ダンス・ダンス』、ケンブリッジ(USA)と『ねじまき鳥クロニクル第3部』とくればボストンと『???』・・・。 勘ぐり過ぎ? でも期待しちゃいますよね。 あなたはしませんか?
人生堂便り---<新刊情報編>----
2006年06月25日 地域生活情報誌【Osera22号】(06年6月25日発売)の特集『探して訪れる岡山の一軒家店』に高橋人生堂書店が掲載されました。
2006年05月29日 5月29日発売の雑誌「AERA」6月05日号に村上春樹特集『昔の「春樹」に会いたい』が掲載されています。高橋人生堂書店も取材協力致しました。
2006年05月28日 本の話の中の 新刊情報(このページです)の試験公開を開始しました。
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ハリー・ポッターと謎のプリンス 全世界で3億部、日本だけでも2千万部を超えた大ベストセラー・ファンタジー小説の最新刊です。1997年出版の第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』では11歳だったハリーも今では過酷な運命に立ち向かう16歳。急展開を見せるクライマックス、物語はいよいよ最終話へとなだれこむ・・・。
■単行本:ハリー・ポッターシリーズ第6巻・上下2巻セット
■著 者:J.K.ローリング (松岡佑子 訳)
■出版社:静山社 (2006/05/17)
■価 格:3,990円 (税込)
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マイ・ロスト・シティー ページ・トップの「村上春樹さんの新刊・近刊」のコーナーでも紹介した中央公論新社『村上春樹翻訳ライブラリー』の最新刊です。1981年、翻訳者村上春樹の出発点となった記念碑的な作品が訳者自身による全面改訳を経て25年振りにぼくたちのもとへ戻ってきました。
■単行本:村上春樹翻訳ライブラリー・新書版
■著 者
:F.S.フィッツジェラルド (村上春樹 訳)
■出版社:中央公論新社 (2006/05/10)
■価 格:1,050円 (税込)
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インディアナ・インディアナ 今もっとも人気の高い現代アメリカ文学の翻訳者である(と勝手に決めています)柴田元幸氏が惚れ込んだ新しい才能の本邦初訳。年老いて病んだひとりの男の人生の、深い喪失感と淡いユーモアがかぎりなく美しい小説です。
■単行本:アメリカ文学・翻訳
■著 者:レアード・ハント (柴田元幸 訳)
■出版社:朝日新聞社 (2006/05/03)
■価 格: 1,680円 (税込) |
強運の持ち主 前作『優しい音楽』からほぼ1年振りの新作になります。なにげない日常生活の中のささやかな温もりをそっと掬い取るような作者の視点が秀逸な連作短篇集です。
-----『幸福な食卓』の映画化決定----2007年正月公開予定
■単行本:連作短篇集
■著 者:瀬尾まいこ
■出版社:文芸春秋社 (2006/05/15)
■価 格:1,300円 (税込) |